メールレディの募集サイトってすごく多いですよね。どこから応募したらいいのか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
実はメールレディって、きちんとしたところから応募しないと意図せず詐欺に巻き込まれてしまうことも。
この記事では、応募してはいけないメールレディ求人の見わけ方を中心にご紹介していきます。
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メールレディ求人を探す条件は「安心・安全」第一で
どうせならたくさん稼ぎたい!と金額重視でメールレディ求人を探す人が多いのですが、いちばん重視して欲しいのが安全。
残念なことに、詐欺求人も散見されるのがメールレディ。
実際に『スマホ・パソコンの在宅副業で楽に稼げる』という詐欺広告に騙された、というニュースもあります。
「携帯一つで稼げる」はずが、お金を受け取るために手続き費用を次々と請求されて支払えなくなった
引用元:独立行政法人国民生活センター『海老で鯛を釣る?棚からぼた餅?“利益誘引型のサイト”-「話を聞くだけで100万円」「当選したので3億円を支援する」などの誘いに注意-』 [2020年7月16日:公表]
報酬から口座振込手数料500円程度が天引きされるくらいです。
では安全でないメールレディ求人とはどのような求人なのでしょうか。
- 実際のお仕事は出会い系サイトなどのサクラ
- 個人情報の扱い、報酬についてのルールがない
危険な例1:実態はメルレじゃなく「出会い系のサクラ」求人
メールレディ求人と謳っておきながら、実態は違うお仕事である悪徳求人サイトが存在します。代表格が出会い系のサクラ求人ですね。
女性向けの求人ページには「男性と会話するだけのカンタンなお仕事」といいつつ、始めてみるとサクラの仕事を要求されます。
出会い系のサクラは、場合によっては詐欺罪で逮捕されることも。
副業しようと思っただけなのに逮捕、なんて絶対避けなければいけません。
サクラは男性にしか不利益がないように聞こえますが、実はサクラとして働く女性にとっても危険なお仕事。詐欺で商売している会社ですから、経営者はいい人なわけありません。
ということは、私たちの個人情報が悪用されてしまう、なんて可能性も。
お金をだまし取られる?!「メルキャバ詐欺」にも要注意
サクラ以外では、「メルキャバ詐欺」が最近話題ですね。これは応募してきた女性をだます詐欺です。
求人ページに書いてある内容は、メールレディと同じ。しかし実際にお仕事してみると、「報酬受け取りのためには、メールレディの登録料として●万円払って」と言われるそう。
メルキャバ求人は、実際のメールレディで稼げるより多くの金額を報酬例として出しているのが特徴。
メールレディは月収5万円くらいが相場。メルキャバは「メールだけで月収30万円以上!」と多額の報酬で女性を集めています。
またちゃんとしたところでメールレディになる時には、登録料等のお金を払うことは一切ない、というのは覚えておいてください……!
ポイント
きちんとしたメールレディ求人サイトにも「月収40万!」などと書いてあることがありますが、これは通話で稼いだ場合。
「メールだけで月収40万円」は詐欺、「スマホチャットで月収40万」は問題なしです。
危険な例2:個人情報保護や報酬についてのルールがない、内容がおかしい
まともなメールレディ求人では、応募前に利用規約などのルールを確認することができます。
求人ページに一切の記載がないところは要注意。100%危ないとは言いませんが、怪しい求人である可能性は高いです。
応募前のチェックポイント
- 「利用規約」が応募前に読める
- 「個人情報の取り扱いについて」が応募前に読める
- 「運営会社」が公開されている
メールレディ求人サイトの「利用規約」で確認すべき項目
利用規約とは「第1項 〜」という形式で書いてあるルールのこと。
メールレディ求人サイトの場合は、お仕事する上でのルールを中心に記載されています。
※できるだけ全部読んでね
- 報酬について:支払い時期、方法、最低支払い金額
- 退会について:辞め方が書いてあるかどうか
報酬については支払い時期と方法についてきちんと記載されているか確認をします。
いつどのように、いくらから支払われるのか明確に書いてあるところは信用できます。
悪徳な会社は、何かと理由をつけて報酬を払いません。
利用規約にあえて詳細を書かず、メルレがしっかり反論できないにしてるんです。
またサービスによっては、「30日以上利用がない場合獲得報酬がリセットされる」と書いてあるところも。
損をしないためにも、精算ルールはしっかり確認しておくのが大事です。
退会についてのルールも、詐欺求人でないか見極めるわかりやすいポイント。
たまに最終報酬振込日から30日経過後、とかもありますが、メールレディは基本的に自由に辞めることができます。
怪しいサイトは、退会についてのルールが書いてなかったり、メールやマイページからの退会申請でなく「電話のみ」として退会しづらくしたり。
辞めたくなったらカンタンに辞められるかどうか、しっかりチェックしておきましょう。
さらにチェックしておくと安心なのは、出会い・売春目的の利用を禁止しているかどうか。これがしっかりと利用規約に書いてあれば、メールレディを装ったサクラになってしまう可能性がぐんと下がります。
「個人情報の取り扱い」では使用目的と情報の開示・提供についてチェック
「個人情報の取り扱いについて」(プライバシーポリシー)は、私たちメールレディの個人情報が悪用されないかをチェックする大事な項目。
注目すべき部分は2か所あります。
- 登録料・利用料の有無:ちゃんとしたところは、メルレがお金を払うことは一切ありません
- 使用目的:変な内容が記載されていないか
- 情報の開示・提供:関係ないサービスに勝手に提供されないか
※報酬振込手数料はかかりますが、報酬から差し引かれる方式です。通常はクレカ登録など一切不要です
「個人情報の使用目的」については、安全なサイトだと「当サービスの運営に必要な業務(報酬振込、サポート等)のみ」と記載されています。
ここにメールレディに関係なさそうな使用目的が書いてあったら要注意!
自分の個人情報が何に使われるのかは、最低限チェックすべき項目です。
また「個人情報の開示・提供」もすごく大事な項目。
開示・提供とは、サービスの運営会社以外に個人情報を見せることがある、ということ。
問題ない開示・提供先の例
- サービス運営会社と機密保持契約を結んでいる、業務委託会社や関連会社
- 警察などの官公庁からの要請
- 法律の適用を受ける場合
ひとつ目の「業務委託会社」について、一部メールレディサービスでは報酬の支払い手続きを別会社に委託していることがあります。そのような場合には、あなたの名前と銀行口座情報が別会社に提供されます。
機密保持契約とは、"メールサービス運営会社から提供された個人情報は、報酬の支払い目的以外で使用しない"といった契約を結んでいる、という意味です。
残りふたつについては、万が一警察などが関わるトラブルに巻き込まれた・問題行為を起こした場合に、あなたの本名や連絡先を警察などに提供する、ということ。
例えば法律で禁止されている性器画像の公開、メールレディ報酬の申告をせず脱税した場合など。
男性側が起こした問題に巻き込まれてしまってあなたに状況を聞きたい場合も含まれます。
まったく必要ないと思われるところに提供する、と書いてある場合は怪しいです。
メールレディ求人サイトをきちんと読めば、怪しい求人は避けられる
まとめ
- 「メールだけで月収40万」など高額な報酬は要注意!
- 登録料を請求されるメルキャバ詐欺に注意
- 利用規約の「報酬について」「退会について」におかしい内容がないか
- 「個人情報保護」で適切な利用が約束されているか
※メールだけの月収相場は月3〜10万円。「通話で月収40万」はほんとにあります。
※メールレディの登録料は不要
ふだんWEBサービスで会員登録をする時、利用規約を読まずに登録している人は多いと思います。(わたしもです)
メールレディはメジャーでない在宅ワークだから、悪徳サイトが存在するのが残念なところ。
自分の身を守るために、利用規約や個人情報保護について熟読するのが、悪徳サイトから身を守る術。
安心してメールレディをするためにも、しっかり読んでから登録しましょう!
わたし自身で、応募前に利用規約など精査して登録しました。
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